犬のしつけについて調べていると、とってもよく出てくる「アイコンタクト」👀
アイコンタクトがどうして必要とされているのか、本当に必要なの?ということについて書いていきます☆
~目次~
アイコンタクトの目的は、「人に意識を向けること」です☆
人に意識を向けることによって、指示を聞いてくれやすくなります。
また、注目してほしくない対象から意識をそらすことで、問題行動の予防・改善にもなります。
これは、例えば、地面に落ちている食べ物に注目するのではなく、人の方に意識を向けることができれば、拾い食いしなくなります。他にも、他犬に対して吠えるのであれば、犬ではなく、人の方に意識を向かせることができれば、他犬への吠えも減らせます。さらに、マーキングしてほしくない場所に行こうとしている時にも、リードをひっぱらずに、人に意識を向けてもらうことで、マーキング予防できます☆
アイコンタクトの目的を知ると、アイコンタクトって必要じゃん!と思うかもしれません。
でも、人に意識を向けるのに、目と目を合わせる必要ありますか?
私の考えでは、「アイコンタクト」は教えなくて良いと思っています。でも、「人に意識を向ける」トレーニングは必要だと思います☆
人に意識を向けられるようになると、前述したように、指示を聞いてくれやすくなったり、問題行動の予防・改善につながります。
アイコンタクトしながら歩いている犬は、かっこよく見えます。アイコンタクトのメリットって、それぐらいしか思いつきません(^^;
むしろ、アイコンタクトにはデメリットがあります。
それは、人と目を合わせるために上を向く、ということです。
特に小型犬は、上を向くと、無理な態勢になるので、首を痛めやすいです。
アイコンタクトがだめというわけではないです。
「人と目を合わせている」ということは、「人に意識が向いている」証拠です。
なので、アイコンタクトを「人に意識が向いているかどうか」の判断材料にするのはありだと思います。(犬が敵意を持って見つめている場合は、また別の話です。)
でも、「人に目を合わせさせる」というのを目的に教えるのが良くないと思っています。
これを目的にしてしまうと、常に飼い主に注目することを強いて、ずっと上を向かせてしまうことにもつながりますし、必要なときだけ人に意識を向けてもらう方が、自然で健全だと思います☆
人に意識を向けてもらうには、名前を呼ぶ練習をします☆
名前を呼ばれて振り向くと良いことがある、と学習させることによって、名前を呼ばれたら人に意識を向けるようにしていきましょう。
このとき、名前を呼んで、ただご褒美をあげるのではなくて、
名前→褒め言葉→ご褒美 の順番で教えるのがおすすめです☆
褒め言葉が大事!褒め言葉を使うことで、後々、ご褒美に頼らないようにすることにつながります☆
褒め言葉をどんな言葉にすれば良いか、いくつかポイントがあります。褒め言葉を決めるポイントは、こちらに書いています☆
犬のしつけは、アイコンタクトに限らず、「目的」がとても大事だと思います☆
目的があやふやで、しつけの方法だけを学んでしまうと、結果的に本来の目的とずれて、しつけに失敗します。
インターネットなどでしつけのやり方を学んで上手くいかない方は多いですが、ネットに間違ったやり方が書かかれているというより、なんの目的でそのしつけを行うのか、どんなコに対して行うしつけなのかが、ネットの記事を読んだだけでは理解するのが難しいので、失敗するのだと思います。
正しいしつけ方法だったとしても、使いどころを間違うと上手くいきません😟
偉そうに書いていますが、私はたくさん失敗してます(^^;
やり方ではなくて、目的をしっかりと考えるようになってから、愛犬ルナとのトレーニングが上手くいくようになったと感じています☆